「これ以上被害者を出さないために、警察へ行きました。彼の卑劣な行為は許されるものではなく、刑事告訴に向け、準備しています」
こう話すのは都内の風俗店で働いていたA子さんだ。
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拒否したが両手が塞がっていて、払いのけることができなかった
東京の歓楽街・五反田。A子さんが風俗店で働き始めたのは約1年半前のこと。同店は“パイズリ専門”のデリバリーヘルスだ。
「ホテルで経営者ともう一人の男性X氏に性的な技術講習を受けました。動画も撮影され、その後、仕事を始めました」(A子さん)
そして今年4月30日、彼女に「大木」という客から指名が入る。ホテルに入ると、そこには講習の時にいたX氏が……。A子さんが言う。
「驚きましたが他のお客さんと同じようにプレイを始めました。すると急にスマホで撮影し出したのです。拒否しましたが両手が塞がっており、払いのけることができませんでした。そしてさらに彼は本番行為をしようとしてきたのです。当然、避妊具もありません」
彼女は必死で体勢を変えながら、こうX氏に伝えた。
「やめてください。そういうの、やってませんから!」
だがX氏は、結局、A子さんとの本番行為に及んだ。刑法上の準強制性交等罪に当たりかねない行動だが、
「彼とモメたら経営者に告げ口され、店での立場が不利になると思い、誰にも相談できませんでした」(同前)
X氏は大手ゼネコンのエリート社員
実はこのX氏、もう一つの顔があった。大手ゼネコン・鹿島建設の管理職なのだ。大企業の工場新設プロジェクトの責任者を務め、採用ページで紹介されたこともある、40代のエリート社員である。
一方で夜はパイズリ講習などの“副業”に精を出し、4本のアダルトビデオを監修。店の情報などを発信する「大木いことはいいことだ」名義のツイッターはフォロワー数約1万8000人を誇り、サイトではアダルトコンテンツも販売していた。
同店で働いていたB子さんも、こう被害を訴える。
「私はAVにも出演していたのですが、Xが私のファンで、以前勤めていた店に来て、五反田の店への移籍を勧めてきたのです」
撮影された動画がアダルトサイトに流出
店を移った後、X氏は何度もB子さんを「講習したい」と誘ってきたが、彼女は既に技術もあるため断っていた。ところが――。
「7月に経営者からホテルに呼び出され、ドアを開けると、経営者とXがいたのです。経営者から『店で売れるには講習を撮影し、その動画をツイッターで宣伝する必要がある』と言われました。拒否すれば嫌がらせをされると思い、強制的にXの講習を受ける羽目になった」(B子さん)
撮影された動画はアダルトサイトにも流出。もちろん彼女たちの同意はない。そして2人は、刑事告訴をする意思を固めたのだ。
X氏を直撃した。
「彼女たちの誤解を解きたいです」
――講習はいつから?
「頼まれて約1年前から」
――副業にあたるのでは。
「ホテル代は店から貰っていましたが、その他のお金は貰っていません」
――B子さんに無理やり講習をしたと聞いている。
「その後、彼女から御礼のラインも来た。それに講習を受けて客が増えたはず」
――A子さんに本番行為をしたのではないか。
「でも合意の上でのこと。彼女は嫌がっていなかった」
――彼女たちは告訴すると。
「なぜ刑事告訴されるのか、全く心当たりがありません。彼女たちの誤解を解きたいです。そしてもし、私に非があるならば謝りたいです」
だが直撃から1週間が経っても、彼女たちにX氏からの連絡は一向にない。
社員の副業を禁じている鹿島広報室は、こう答えた。
「副業に当たるか否かにかかわらず、社員が本件のような行為に関わっていたこと、さらにトラブルを招いたことが事実とすれば、誠に遺憾であります。事実関係を確認の上、社員就業規則に則り厳正に対処してまいります」
X氏は取材後に自身のSNSなどを消去したが、彼女たちの“傷”や“怒り”を消し去ることはできない。
掲載:https://news.yahoo.co.jp/articles/bf8168a890e9f072da66ed269ec9e615e6f37fd7?page=2
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