AVを見て痴漢、わいせつ、アダルトコンテンツを考える

不倫を繰り返して離婚、風俗通いで多額の借金、職場トイレでの自慰行為がバレて解雇……。何度も損失を被りながら、強迫的な性行動を繰り返すセックス依存症。実は性欲だけの問題ではなく、脳が「やめたくても、やめられない」状態になることに加え、支配欲や承認欲求、過去の性被害、「経験人数が多いほうが偉い」といった〈男らしさの呪い〉などが深く関わっている。
2000人以上の性依存症者と向き合ってきた斉藤章佳さんの新刊『セックス依存症』(幻冬舎新書)から、その一部を公開します。

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アダルトコンテンツと性依存症

性教育について考えるとき、避けて通れないのがアダルトビデオ(AV)をはじめとするアダルトコンテンツです。

もちろんAVを見ているすべての人が性犯罪に走ったり、性依存症になるわけではありません。それこそ、凌辱ドラマやレイプもののAVが好きな人がみなレイプ魔になったら大変です。

しかし、性依存症の臨床家として2000人を超える当事者から数多くの話を聞いている身としては、彼らはアダルトコンテンツの影響を多分に受けている、という点も指摘せざるをえません。

これは『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)でも挙げていて、やや古いデータなのですが、1997~98年に実施された警察庁科学警察研究所の調査によると、強姦や強制わいせつの容疑で逮捕された553人のうち、33.5%が「AVを見て自分も同じことをしてみたかった」と回答しています。20歳未満の少年に限れば、その割合は5割近くにもなったそうです(『西日本新聞』2015年11月16日)。

過去に私が担当した性犯罪者のなかには、「女性の学生服を精液で汚すことがやめられない」という性嗜好の人がいました。治療の過程で彼に詳しく話を聞いたのですが、彼は中学生のときに生まれてはじめて見たAVで、セーラー服のスカートに射精をするシーンに激しく衝撃を受けたことが明らかになりました。当時の体験について「脳内を電撃が走ったようだ」と述べています。しかもその映像では、スカートを汚された女子生徒は満面の笑みを浮かべ、喜んでいたそうです。

そのとき彼は、「スカートに射精されて喜ぶ女もいるんだ!」という発見をしました。この後、同じ映像を繰り返し視聴しながら学生時代は夜な夜な自慰行為に耽っていたといいます。彼は「あの映像がなかったら、こういう性嗜好は持ってなかったかもしれない」とも語っていました。

もちろん彼の犯してしまった行動をすべてAVのせいにするわけではありません。しかし制服に射精をして、さらにその行為に女性が喜ぶという映像を繰り返し見たことで、彼のなかでは知らず知らずのうちに認知の歪みの基盤が醸成され、結果的に性犯罪を引き起こしてしまったのは紛れもない事実です。彼は同様の行為で20代ではじめて逮捕され、その後もやめることができず複数回、刑務所に行っています。

また、私の著書『「小児性愛」という病 それは、愛ではない』(ブックマン社)の巻末で対談した小児性愛障害当事者のケンタロウさんは、学生時代に本屋で立ち読みした成人男性が男児を性虐待する漫画に衝撃を受け、「これが私の生きる道だ」と確信したそうです。その後、実際に男児への性加害を繰り返すようになっています。これらの事実に、我々はしっかりと向き合うべきだと思います。

「AVはフィクション」だとちゃんと伝える

とくに今は、本来アダルトコンテンツを見てもいい年齢になる前から、子どもたちがインターネットなどで刺激的な映像を目にする機会が増えています。性への知識が不足しているうちに、フィクションをフィクションと見分けることができないまま、鵜呑みにして誤学習してしまうことは想像に難くありません。

もちろんすべてのAVが暴力的な内容というわけではなく、なかには男女の性行為を情緒豊かに描いた作品もあります。また最近では、AV関係者自らもさまざまなメディアを通して「AVはフィクションだ」と語るようになってきました。本書で対談しているAV男優の森林原人さんもそのひとりです。「AVはプロが行うフィクションなのだから、現実ではマネしてはならない」と出演者自身が啓蒙し、一般にもそういった意識が浸透してきているのは、とても良い兆候だと思います。

ここでも重要になるのは、家庭での性教育です。親から子に「AVを見るのは悪いことじゃないけど、あれはあくまでもフィクションなんだよ」と生の言葉で明確に伝えることは、メディアによる啓蒙以上に強い影響力を持つはずです。とくに、同性の親からの体験談を交えたアドバイスは大きな効果があると思います。

ちなみに日本よりも性教育の進んだニュージーランドでは、2020年に政府主導のキャンペーン“Keep It Real Online”で「AVと現実のセックスは違う」と啓蒙する動画を制作しています。https://www.youtube.com/embed/6c3Edm8NdGs

動画では、全裸のポルノ女優と男優が閑静な住宅街を訪れ、ひとりの母親の目の前に登場します。どうやら彼らは、この家に住む男子小学生がオンラインでアダルトコンテンツを見ていることを知ってやってきたのです。

そこでポルノ俳優らは「AVでは相手に同意を得ることなくセックスしちゃう」「現実では決してそんなことはないけどね」など、AVには演出があることを明らかにしています。

そして母親は、当然ながら自分の息子がアダルトコンテンツを見ていたことに動揺を隠しきれていませんが、「そろそろAVと現実のセックスは違うことを話し合わなきゃね」と理解を示すのです。また最後の“No judgement!”というセリフも重要なポイントです。これは「アダルトコンテンツを見たことに対して、良いか悪いかの判断はしない」という意味で、決して息子の行為を責めたり、咎めたりしないという姿勢のあらわれです。

これは、とくに思春期に自らの性的な行為を親からことさらに咎められることで、性をタブー視したり汚いものと捉えるなど、過剰な性的嫌悪を引き起こす危険性もあるからです。

男女の性行為だけでなく、AVやアダルトコンテンツとのつき合い方も含めて家庭内の性教育が十分に行われない限り、「セックスは恥ずべきことでいやらしいもの」という歪んだ認識がなくなることはないのです。

そもそも私たちがこの世に存在するのは、その多くが両親がお互いに愛し合い、さらに性的興奮や衝動が背景にあったからこそです。性行為自体を恥ずべきこととして学習してしまうことは、そんな「恥ずかしい行為をしてできた子ども」という価値観にもつながりかねないため、見直す必要があると考えています。

加害者臨床の場でも問われる「性的同意」の重要性

アダルトコンテンツの取り扱い方と同様に、家庭内で親から子に伝えておくべきことは、「性的同意(セクシュアル・コンセント)」の概念です。ここでは、過去に私が担当した小学校高学年の男子のケースを紹介します。

小学校高学年・A君のケース

都内の小学校に通うA君は、クラスメイトのBさんと互いに好意を抱いていた。ふたりが一緒に下校したり、お互いの家に行く仲睦まじい様子はたびたび周囲にも目撃されていたという。

やがて学校の休み時間や放課後には、彼らは人気(ひとけ)のない教室でふたりきりで過ごす時間が増え、次第にA君はBさんの胸を触ったり、下着に手を入れたり、性器に指を入れたりするようになった。それに対してBさんはとくになにも言わなかったため、A君はその行為を日常的に繰り返した。

しかしある日、彼の自宅を警察が訪れた。A君に繰り返し触られることに悩んだBさんが親に相談し、被害届が提出されたのだ。

その後、彼は少年鑑別所に送られ、家庭裁判所の審判までの時間を、通院を継続しながら過ごしている。

取り調べの際、A君はしばらく「なんでこんな大騒ぎになったのかわからない」と繰り返し語っていたそうです。そして、「男の人が女の人を触るのはYouTubeで知ったので、それをマネしてみた。動画では続けているうちに女性が気持ちよさそうにしていた。Bさんはなにも言わなかったから、嫌がっているとは全然思わなかった」とも話しています。

彼は「性的同意」という概念が存在することすら、もちろん知りませんでした。

性的同意とは、性的な行為をする際、あいまいにせずにお互いの意思を確認することです。性的な行為への参加には、お互いの「したい」という積極的な意思表示があることが大切です。お互いの意識確認ができていない、性的同意が得られていない性行為が性暴力や性被害につながることがあるからです。

アクションを起こしたほうが同意を得るのが基本で、2018年7月、スウェーデンでは明確な同意のない性行為はレイプとする改正法が成立し、日本でも近年、性的同意について積極的な議論が見られるようになりました。

京都市男女共同参画センター「ウィングス京都」が作成した、性的同意に関するチェックリストも参考にしてみてください。

話を少年の例に戻すと、この場合、A君はBさんの性的同意を得られていません。

Bさんが「イヤだ」と言っていなかったからといって、A君に自らの身体のプライベートゾーンを触られることを許可したわけではありません。一緒にいてなにも言わなかったのは、Bさんが「嫌われるのがこわい」「関係がこじれたくない」「断ったら逆上されるかもしれない」と考えたからかもしれません。しかも誰が見ているかわからない学校です。

身体的な安全領域に無許可で侵入されることは、それだけで恐怖を感じるものです。性被害に遭っている女性には、恐怖で心身が麻痺したように動かなくなる「フリーズ」と呼ばれる現象が起こるケースがあることは、すでに多くの事例から証明されています。

しかしA君は「Bさんが『やめて』と言わなかった」ということを触ってよい理由としてしまったのです。ひょっとしたら「つき合っていれば、性的な行為をするのは当たり前だ」とも考えていたかもしれません。

また、YouTubeは比較的規制が厳しい動画プラットフォームだと思われていますが、A君はその動画で得た知識を鵜呑みにして、Bさんを相手に性的接触を繰り返してしまいました。私がA君との面談で性的同意について詳しく話してみたところ、A君は内容を理解した様子で「こういう知識がちゃんとあれば、あんなことしなかったと思います」と語っていました。

恋愛関係においては、手をつなぐ、ハグやキスなど、順序を追って肉体関係を深めることもこの機会にはじめて知ったと言いました。Bさんの負った心の傷も深刻ですし、A君も正しい知識を教えられなかったゆえに加害者となってしまいました。そういう意味では、どちらにとっても不幸な事件だったといえます。

性的同意は、なにも性行為や性犯罪の文脈だけでなく、人と人との関係性の問題から始まる「誰にとっても必要な人権」です。そしてこれも、親が子に家庭内で教えるべき大切なテーマです。性教育といっても、セックスについてだけ教えるわけではないのです。

痴漢はAVの影響?アダルトコンテンツと性依存症の関係

掲載元:痴漢はAVの影響?アダルトコンテンツと性依存症の関係|セックス依存症|斉藤章佳 – 幻冬舎plus (gentosha.jp)

最後に…

木村風俗太郎

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